はじめに
Portable Firefox はインストールプログラム作成するNSISでコンパイルされています。自分でコンパイルできるといろいろ遊べそうです。そんな、コンパイルするまでの手順を書いて見ます。改造して遊んじゃった記事もあわせてご覧下さい。NSISのインストール
>1.NSISをダウンロードしてインストールします。
2.プラグインのインストール
Portable Firefoxをコンパイルするためには、以下の2つのプラグインが必要になります。以下のリンクからファイルをダウンロードして、解凍したファイルの中から、拡張子がdllのファイルをNSISをインストールしたフォルダの中のPluginsフォルダにコピーします。
3.以上でインストールが完了です。
Portable Firefox のコンパイル
NSISがインストールできれば、Portable Firefox のコンパイル非常に簡単です。Portable Firefox を解凍したPortableFirefoxCodeフォルダ内にソースがありますので、コンパイルするだけです。- Portable Firefox を解凍したフォルダ下のPortableFirefoxCodeフォルダ内にある、PortableFirefox.nsi ファイルを選択します。
- マウスを右クリックして、メニューを表示します。
- Compile NSIS Script を選択します。
- 成功するのPortableFirefox.exe ができあがります。
Portable Firefox の改造
せっかくなので、Portable Firefox を改造したいと思います。 Portable Firefox は必ずPortableFirefox.iniファイルから設定を読み込みます。改造版の実行ファイル用意し別のiniファイルを読み込めたら、設定ファイルの切り替えができそうです。(バッチファイルで簡単にできるけど^^;) そこで会社用とプライベート用に切り分けるように簡単な改造をします。- PortableFirefox.nsi をコピーしてPrivateFirefox.nsi と名前を付けます。
- PortableFirefox.jpgとPortableFirefox.icoをコピーしてPrivateFirefox.jpg PrivateFirefox.ico と名前を付けます。
- PrivateFirefox.nsi を開いて、!define NAME "PortableFirefox"の部分を探します。この部分を以下の様に書き換えます。
!define NAME "PrivateFirefox"
- コンパイルします。
- 実行プログラムができます。
- PrivateFirefox.exe をPortableFirefox.exeと同じ場所にコピーします。
- PrivateFirefox.ini を作成し、[PortableFirefox]を[PrivateFirefox]に書き換えて、プロファイルフォルダをProfileDirectoryで指定します。私はprofile2としました。
[PrivateFirefox] FirefoxDirectory=firefox ProfileDirectory=profile2 PluginsDirectory=plugins UserProfileDirectory=userprofile AdditionalParameters= AllowMultipleInstances=treu SkipChromeFix=false SkipCompregFix=false WaitForFirefox=false FirefoxExecutable=firefox.exe DisableSplashScreen=false
- 以上で出来上がりです。 PrivateFirefox.exeを実行すると、プロファイルを新たに作るようにメッセージが表示されて、以後もうひとつのプロファイルを利用して使えるようになります。