土曜日, 2月 25, 2006

Portable Firefoxを自分でコンパイルして改造しちゃおう!

はじめに

Portable Firefox はインストールプログラム作成するNSISでコンパイルされています。自分でコンパイルできるといろいろ遊べそうです。そんな、コンパイルするまでの手順を書いて見ます。改造して遊んじゃった記事もあわせてご覧下さい。

NSISのインストール

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1.NSISをダウンロードしてインストールします。

2.プラグインのインストール
Portable Firefoxをコンパイルするためには、以下の2つのプラグインが必要になります。以下のリンクからファイルをダウンロードして、解凍したファイルの中から、拡張子がdllのファイルをNSISをインストールしたフォルダの中のPluginsフォルダにコピーします。
3.以上でインストールが完了です。

Portable Firefox のコンパイル

NSISがインストールできれば、Portable Firefox のコンパイル非常に簡単です。Portable Firefox を解凍したPortableFirefoxCodeフォルダ内にソースがありますので、コンパイルするだけです。
  1. Portable Firefox を解凍したフォルダ下のPortableFirefoxCodeフォルダ内にある、PortableFirefox.nsi ファイルを選択します。
  2. マウスを右クリックして、メニューを表示します。

  3. Compile NSIS Script を選択します。
  4. 成功するのPortableFirefox.exe ができあがります。

Portable Firefox の改造

せっかくなので、Portable Firefox を改造したいと思います。 Portable Firefox は必ずPortableFirefox.iniファイルから設定を読み込みます。改造版の実行ファイル用意し別のiniファイルを読み込めたら、設定ファイルの切り替えができそうです。(バッチファイルで簡単にできるけど^^;) そこで会社用とプライベート用に切り分けるように簡単な改造をします。
  1. PortableFirefox.nsi をコピーしてPrivateFirefox.nsi と名前を付けます。
  2. PortableFirefox.jpgとPortableFirefox.icoをコピーしてPrivateFirefox.jpg PrivateFirefox.ico と名前を付けます。
  3. PrivateFirefox.nsi を開いて、!define NAME "PortableFirefox"の部分を探します。この部分を以下の様に書き換えます。


    !define NAME "PrivateFirefox" 
    
  4. コンパイルします。
  5. 実行プログラムができます。
  6. PrivateFirefox.exe をPortableFirefox.exeと同じ場所にコピーします。
  7. PrivateFirefox.ini を作成し、[PortableFirefox]を[PrivateFirefox]に書き換えて、プロファイルフォルダをProfileDirectoryで指定します。私はprofile2としました。



    
    [PrivateFirefox]
    FirefoxDirectory=firefox
    ProfileDirectory=profile2
    PluginsDirectory=plugins
    UserProfileDirectory=userprofile
    AdditionalParameters=
    AllowMultipleInstances=treu
    SkipChromeFix=false
    SkipCompregFix=false
    WaitForFirefox=false
    FirefoxExecutable=firefox.exe
    DisableSplashScreen=false
    
  8. 以上で出来上がりです。 PrivateFirefox.exeを実行すると、プロファイルを新たに作るようにメッセージが表示されて、以後もうひとつのプロファイルを利用して使えるようになります。